黒柴犬いっぴきとおひとり様の秩父里山移住暮らし

黒柴犬と都内極小マンションで暮らしていたかあちゃんがヤフオクで古民家落札!2年間の週末田舎暮らしを経て秩父横瀬町に移住!!

黒柴むさしじいちゃんの秩父でリハビリ

両目失明して震えて一歩も歩けない。歩こうとしないむさしじいちゃん。
おしっこもウンチもはじめてふとんの中に失禁してしまいました。
さらに腎不全になり、血尿も併発。
食事もお皿では全く食べてくれない。
わたしが手であげるとしかたなさそうにもぐもぐ飲み込むだけ・・・
生きようとしてくれないように見えました。
「神様・・・こんな状態で秩父はどうしたらいいの?」
むさしにばかりかかりっきりで、おつうを全然見てあげられない。
おつうのストレスもMaxでした。


でっ、無理やり2匹を連れて秩父の家に泊まってみました。
泊まってみて、ダメなら契約を破棄させてもらおうと意を決して泊まりに向かいました。
向かう車の中でもむさしは不安げに時折小さく鳴くだけでじっとしています。
おつうは落ち着きなくゲージを破壊しようと動き回り、
わたしは2回ほど事故りそうになりました。


到着し、むさしを抱きかかえて土に足をおろしてあげました・・・・。


むさし、大きくブルブルをしてクンクンと匂いはじめました。


むさし、前足元の草に鼻を突っ込んでふんふんしはじめました。


むさし、一歩、足を動かします。


むさし、2メートルほど動いておしっこをしました!


むさしが先頭をきって歩き出し、そのあとをおつうとわたしが追います。


秩父の家初めてのお泊りはまるで実家に帰ってきたようなそんなホッとした夜をエアーベッドしかない部屋で過ごしました。
お風呂は岩風呂で山のお水で、むさしたちもごくごくとおいしそうに飲んでいます。いくら使用しても一定額なのでたっぷりのお風呂を楽しみました。まじに水がおいしい!売りたいほどおいしい!

3月の半ば、無事に契約することができました。


このお泊りの日から自信がついたのか、東京でも、むさしじいちゃんは元気になりました。
お散歩も以前のようにとはいきませんが、それでもよく歩いてくれています。
見えないから、確かめながら歩く足取りがまるでスキップしているようです。
あと、開き直ったように、かあちゃんを独り占めにして少し策士になりました。
同情をひくように演技するんです(笑)


おつうも東京での我慢我慢の毎日を週末は部屋中走り回り、ほとんど室内ドッグラン状態で爆発させてストレス発散し、また東京では「しかたがないわね。我慢してあげるわよ」と以前よりおとなしくなりました。

黒柴むさしじいちゃんと黒柴熟女おつう

わたしは都内の極小マンションで黒柴犬12歳と8歳の2匹と暮らしている。
家族である2匹にも秩父の古民家を見てもらわなくちゃ!秩父まで車で2時間半。高速使えばもっと早い。う~ん思っていたより都心に近いのね。
うわぁぁぁぁぁ~~~~~走り回り、あちこち点検しまくりの黒柴~ず。
疲れ切って爆睡!

「よしっ!移住しよう!」この子たちが気に入ってくれたのならと決意を固めました!!



3月はじめ・・・むさしじいちゃんが「最後に見れた」秩父の家となりました。



翌週。突発性緑内障になり完全失明してしまったんです。


神様・・・これは移住するなということですか?
突然目が見えなくなったショックで耳も聞こえなくなり、震えて一歩も歩けないむさしじいちゃんと、そんなむさしにおびえて攻撃的になってしまうおつうを抱えて神さまに訴えるわたしです。

未練たらたらメールに予期せぬ返信

一度は断ったものの・・・古民家に牽かれて牽かれて毎日ヤフオクを覗いている状態に未練を断ち切るために、再度のお別れメール「お祈りメール」を送りました。
それに返信が届いたのです。
想像だにしなかったお返事内容でした・・・・。


なんと、わたしが移住するまでに2年間待ってくれるというものでした・・・・
ウソっ・・・でしょ?