黒柴犬いっぴきとおひとり様の秩父里山移住暮らし

黒柴犬と都内極小マンションで暮らしていたかあちゃんがヤフオクで古民家落札!2年間の週末田舎暮らしを経て秩父横瀬町に移住!!

動物病院との付き合い方(緑内障バージョン)

わんこさんの緑内障で悩んでいる太郎父さんから質問コメントがありましたので
ちょっとまとめてみました。ながいのよろしく~

まず最初に緑内障との治療方法について
5年前:眼球の中の圧力である眼圧が高いことが原因と考えられていたことから、
眼圧を下げることで視野障害の進行を停めるという方法をとる。
だめなら手術して義眼入れましょうよ。
最新:視神経乳頭の脆弱性が緑内障の原因として考えられているので眼圧を下げるとともに視神経乳頭の治療。


●太郎父さんの質問:我が家の太郎が緑内障治療に入ってから
先生の勧める目薬を尊重して、対応していました。
お書きの様に、アルファガンソリューション0.15%の新薬とは
知りませんでしたし、ルミガンも初めて聞きます。

でも、そこまで開発が進んでいたら、何故 眼科医の先生は
教えてくれないのか?とも思いました。


かあちゃんの素人の考え
わんこやニャンコのお薬って85パーセントくらいは人間と同じなんですけど。
人間用はお国の認可が出ていないものを使用すると違反になってしまいます。
一方でお薬の開発はほとんど海外のものです。
ほら。コロナのワクチン!メーカー違うけど同じ薬、全部海外でしょ!


例を挙げると
1、『キサラタン(一般名:ラタノプロスト)』
2,『タプロス(一般名:タフルプロスト)』
3,『トラバタンズ(一般名:トラボプロスト)』
4,『ルミガン(一般名:ビマトプロスト)』は、
全部同じ「プロスタグランジン関連薬」の緑内障の治療に使う眼圧を下げる点眼薬です。
認可が下りて人間に使用されていますが
この中で日本製品は『タプロス(一般名:タフルプロスト)』だけです。
1のキサラタン(一般名:ラタノプロスト)は最もポピュラーな薬なのですが
同じ系統の点眼薬でルミガンというのが同じ「プロスタグランジン関連薬」の中でも
強い配合とされています。
そのぶん充血などの副作用はあるのですが1のキサラタン(一般名:ラタノプロスト)が効かなくなってきたのならば、同じ系統薬の強いのを試してみるという選択もあります。
他に「レスキュラ」も「プロスタグランジン関連薬」


その為、日本の人間用病院と動物用病院がお薬を仕入れする市場(それぞれ異なる)で
その薬を全部把握して全部取り扱っているとは限りませんし、
膨大な製品全てを「医師」が知っているわけではなく、

その上、動物病院には薬の専門家「薬剤師」は存在しません。


つまり、「動物病院の先生はよほど薬についてのオタクでないかぎり新しい薬を手に入れることはしませんし、知りません(^^;;;;そして昔のままの治療方法、緑内障=眼圧を下げられればOK!と思っている先生も多いです&眼圧計は50万くらいするので持っていない動物病院も多いです」


なので、薬に関しては飼い主が「オタク」にならないと・・・・。
ちなみにアルファガンソリューション0.15%も人間用の近年でた薬です。
日本ではアイフィガン点眼液0.1%(武田薬品工業)・アイファガン(千寿製薬)人間用で病院薬ででています。
「プロスタグランジン関連薬」と同じ眼圧を下げるお薬ですが、その眼圧を下げる原理が違います。
・「プロスタグランジン関連薬」=房水流出にかかわる生理活性脂質PGF2α(Prostaglandin F2α)の受容体であるFP受容体(Type F Prostanoid receptor)を刺激することにより、ぶどう膜強膜流出経路からの房水流出を促進します。
・「アルファガンソリューション0.15%」=アドレナリンα2受容体に選作用、房水生成を抑制し、房水流出経路の副経路であるブドウ膜強膜流出路の流出を促進することで、眼圧下降効果を示します。


なので、プロスタグランジン関連薬やβ遮断薬等の他の緑内障治療で効果不十分又は副作用等で使用できない場合に使用を検討してみてください!
一日1回の点眼で十分に効果があるとは思います。
むさしじいちゃんはここにたどりつきました。


わんこやニャンコは副作用があってもなかなか教えてくれません。


病院で眼圧を計ってもらう時にはできたら目薬を差していって、
午前中に受診してみてください。

眼圧は比較的午前中に上昇しますのでそれで眼圧がおさまっているならラタノプロストでも効いているのです。


動物病院を否定しているのではないです!!!!!!
患者からの「つっこみ」にも真剣に向き合ってくれる病院、先生に出会えるまで頑張ろう!!!と思うの。

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